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lyrics

浅い船を浮かべながら果てを見てきた
笑う舳と惑える艫に囚われたまま
流された秘密基地に榛の旗を掲げて

谷肌へは寄り付かずに揺らされていく
烟る裏に隠されていた若しを絶ち去り
差す灯に胡乱な目で違えては縋り直し
水面から掬う寥の確かさを湛えた
それは
坂道のようにぶら下げた苔のように澹い寿ぎのように
ただ唇を這う

深く浸した怯懦を絡め取る術と遭って
独り接岸の意味に問い候わぬなら
決して
月と十字架の夜も逸れ出た波の七も馳せる陽炎の乞いも
まだ出逢えずいたろう

浅い船を浮かべるまま果てを見ている
笑う舳と惑える艫を常に束ねて
疎に慣れた秘密基地に咲き荒れた貌を知るかい
迷い来た幼き目よその喰みで聞かせて

credits

from き​み​は​歌​っ​て​い​た, released November 12, 2017

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