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FICTIONS

by Lopnur

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    Includes unlimited streaming via the free Bandcamp app, plus high-quality download in MP3, FLAC and more.

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    2014年11月3日に初頒布(CD-R形態)した同作品の配信版になります。

    Tr.3はコンピレーション『十夜十宴』( http://toyanomi.web.fc2.com/ )の書き下ろし曲です。
    Purchasable with gift card

      ¥500 JPY  or more

     

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02. フィクション 僕はまた"なりたい"を言葉だけにして醒めていく そんな丈なんだ 好きにさせて 淑やかを褒め倒され 聞き分けもよく育ったなあ 牡丹餅は捏ねきれずに 居なかったことにされるだけ そんなものでしょう 聞かなくていい だから言わないで そんなものでしょう 橋を落とす指示をこなしただけ 我慢する機械なので謝るだけで動きません 殴られる その為だけ改版を重ねたのです 僕はまた"なりたい"をあったことにした ウケちゃうよな まさか「死にたいなあ」なんて思うとか そんなものでしょう 別に強みにもなりゃしないな 損な物でしょう 捨てるのにも金が要るなんて本当無駄なだけ マトモな人を体験したいや そんなものでしょう 覚えたての言葉並べただけ
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03. イエスタデイに口づけを 僕らはこれだけでいいさ どうか消えないようにお願いしたよ 欠けない望月のような 香炉峰の雪のような そんな世界を待っていた 僕らはここだけでいいさ 秘密が増えていく木洩れ日の下 この窓しか知らない君 肩寄せ息を繋ぐ僕 閉ざされたまま 後は何も知らないまま まだまだ僕の手を離さないで欲しいよ 僕らは同じじゃないって ずっと知っていたんだ 言えないだけさ 冷たい視線潜るのも 城、春となれば途絶えて 堂の前には蒼く染まる枸橘の画 まだまだ君の手を握り締めていたいよ 君の世界の全て 秘密の桜の園 二人眺めた窓はいま 昔日の称 凛とした述懐に耳預けていたけど 奥底醒めた目で睨みつけていたんだ 僕らは忘れない 乗り合わせたあの日を でも今はその手を離さなくちゃ 「    」しなくちゃ 僕は息が出来ない 秘密の桜の園 君の愛した窓が どうか止まないように
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04. 雪ふる報せが あなたを賛う賢しらの百舌鳥が あなたの詩で檄を撒くでしょう 是非は現る 掩うべからず ならばどう今を越せばいいの 思い通りは往かぬ物ね またひとつ眼鏡を潰した 烟る老馬に弾む桴は 何故だか心がざわめくようで ほら鬻ぐ像は佻く 同じ興には乗れない 忘れておくれ あんな鶩なんて 真人間に犯されただけさ 鹿鳴の靴は誰をか連れ往く 赤鉛の鎚は誰が為奮う あぎとい装う金紫の新たよ 連ねし瑠璃を魚袋と嗤そうか 庶幾くは反正の日を 昏きに睡れ煕る姓よ 緝綴は遥か 濫る正義 斯より大いに正しい 逆接で暗し 霞に触れ大路を焦がした 雪の夜は頭蓋を抱き 彼の日の銃口を想うの 注ぐ左も造る右も すべては頬擦る方へと過ぎた あなたを撃ちし賢しらの百舌鳥が あなたの詩で檄を撒くでしょう 三月如今冲しさを賭して 孛星辿り息潜むるのみ 社稷煩う台閣墜つる 肥なる華夏を懐く者よ 描け可なりせば
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05. エレクトリック・ゴーストダンス 世界を救えるのは六本の何か そう決めたので右倣いましょう アレとコレはダメだね ソレじゃドレが良いの 知らんよ知らん余所へ聞け こんな時はどうしたらいい どうでもいいでしょ 多幸感に身投げ踊りましょう 登龍門叩き 頭擦れば 君も反骨の識者 最強の俊英を台座に擬え 机上理想を語りましょう 清流の志士よ嘆き悲しめ 濁る幹を糺すのじゃ 太学の園庭は優雅な劇場 宛てがう利を待っている 本当が嘘で嘘が正義で優しくて欺瞞で すべてが手を取りひとつ化物をつくるようだ それならこれも触れてみれば 向こう側にはあなたの手もあるのかな こんな奴はどうしたらいい どうでもいいでしょ いざとじゃない時に助けに来るよ ほら首にナイフつきつけられて 幸せだって言わされよう はりつけた笑みを十円で売り 踊り疲れしんじまえ 扉なき部屋に囃子は及ぶ 過ぎていくのを待っている 袁夏甫は眠るか 本初は扶楽は その目だけが知っている
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06. バーバリアン まだ飛べないのかい 時間は充分あげたろう なのにまだ飛べないのかい あんなに声をかけたのに 中指耳につめて両手が塞がりきっていただけさ まだ飛べないのかい 時間は充分あげたろう なのにまだ飛べないのかい やり方はちょっと知らないけど 手をのける方法を探して読み耽っていただけさ 昇る月の向こうをまだ僕らは知らない 明るい息を矯げる光がまだ知らないように 赤く白く瞬け ああ止まないサイレン 幼い夜を失う今日に手を 海月のように行こう まだ飛ばないのかい 時間は充分あげたろう なのにまだ飛ばないのかい 邪魔者は削いであげたのに そうだね覚えているよ忘れやしないよ忘れるもんか 本当の名前など何一つ訊かないで 震えながら抱きしめ合おう ただ冷えないように 朧散らす篝火 見せたがりの残滓だ 癒えない痕を確かめ合おう まだ指は此処にいる 羽根があれば束ねて 赦してと言えたかな 明るい息を停めた光をいま絶やさぬように 落ちる月の明滅 ああ止まないサイレン 漂う夜にきらめく姿 どうか囚われないでいで あのさ まだ飛べないのかい 時間は充分あげたろう なのにまだ飛べないのかい あんなに手塩かけたのに おい泳ぐのかい 求めちゃいないはずだろう なのにおい泳ぐのかい この恩知らず恥知らずが
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07. 需要と供給 穿った洞を三たび越えて川に沿って南のかたへ 節操なく草を分け入りなさい 最奥は悠遠の彼方 千年の遥か昔 公卿の都を落つが 当地を経て山を深く登り自衛の衆に屯したという その地に苦は無く黄金に溢るも 途上は閉ざされ崩れた岩に蔓延った 真実はすべて成し遂げた勇者だけが知る もし貴方が望めば英雄譚は此処に湧き継がれよう 信心強き者のみが辿り着けるでしょう これは古来永代の由緒を備う伝承なのです 穿った者よお聞きなさい この村は農商適さず 勇壮なる客の宿場としてこの碑を守ってきたのです その地は争議も貧富も生まれず 居つけば微塵も去る気など起きないようで 真実はすべて成し遂げた勇者だけが知る もし貴方が望めば英雄譚は此処に湧き継がれよう 信心強き者のみが辿り着けるでしょう これは長く百年の由緒を備う伝承なのです
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かなしい 05:39
08. かなしい 消えちゃう前に答えてよ いくらかかるかな ここを翳した薄雲はいつからなのかい 既存以外と疑問立てては持て余すのに 仕方がないぜ今日もじっと有り触れていた 魂あればその価値が決まるというなら 高潔なるを演じれば得られましたか 虚構ばかりで仮装ばかりで判らないや 項垂れちゃうぜなんて何も言わない癖に 過ぎていった今日だけが確かなら 消えていったイフならなれたかな はにかみを恥じて手を振った 同じブランコの前で待っているから なんとなく席を決めて なんとなく替えちゃうような 朱色のカーテンにくるんだ真ん中は まだ名も知らぬ孤独の途中 交わされた裾を見ている 重ねた恐怖に袖を通し 目配せをしよう 分別を識るみなさまはあれもこれも厭い 掌の裏眺めては見とれているの 今を捨てば悲嘆仲間になれるのにな 味方もないぜ今日も独り有り触れていた 過ぎ去った日だけがキレイなら あの日消えた君もそうなのかい 束ねた封筒 椅子の下 どんな辞に委ねれば返せたかな 聞かされた事実の途中 知らされた話のあと こんなに小さく凍えているのに まだ足りないと仰せならば その爪を喰い千切ろう なんてね まさかね 呼吸を急いて最果てへ行こう 足踏みに焦らした横断歩道の白 点かない赤と点かない緑に惑い 目を背けた 破る腕のボタン 投げて耳を欹てた 過ぎていった今日だけが確かでも 消えていったすべては今もそっと此処に なんとなく生まれ落ちて なんとなくやめちゃうような 脆弱な指で包む微かだ ほら沈めていた書架の最後 憧れは連なっている 日焼けに熟れては飽きを待っている どこまでも事実の途上 やるせない話をしよう 鳴らしたふたつの爪先と跳ぼう まだ名も知らぬ記憶の途中 浅黒い少年に会う 嘗てが目を伏せた世界の真ん中 指切りをしよう 消えちゃう前に答えてよ いくらかかるかな ここを翳した薄雲はなにものなのかい
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09. ささやかないで群青 振りかぶったバットが飛ばし過ぎた先へ 褪せた洋画を模し並ぶ 蝋石なら途絶えた 描き飽きた奢靡もくだらないって笑えたんだ カレー香る軒下 臍も唸るのに 僕はまた十まで数えるよ どこにいるの、なんてさ 誰もいないのに 僕はまだ拳を連ねるのさ 決めなくちゃの勇気を探していた 言わなくちゃの代わりを探していた そしていま冬の小枝が臆病に足す日々を愛せずにいた 恋しがり方すらわかんない さみしくないよ ふたつの言葉で未来を掛けた 黄色い血の通った慕情のような 都合よく悲劇もつくれない 気取っても祈っても君はいないのにな それは賛美歌 飼葉のように 生まれ来た言葉の先を眇めるように 走馬 夙嘶くな 水を出すな それだけのさもしい奴さ 驕のざわめき キャベツ畑 川べり 皆いないのに 僕はまた十まで数えるよ どこにいるの、なんてさ 誰も答えない 僕はまだ拳を連ねるのさ どこにいるの ねえどこに どうせしないのに 敢えてまだ十を数えたのさ
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10. 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ正しく生きなくちゃ正しく生き なくちゃ正しく生きなくちゃ正しく生きなくちゃ正し く生きなくちゃ正しく生きなくちゃ正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ正しく生きなくちゃ正しく生き 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ 正しく生きなくちゃ

about

Lopnur 4th Album
『FICTIONS』
01. I’m only sleeping…
02. フィクション
03. イエスタデイに口づけを
04. 雪ふる報せが
05. エレクトリック・ゴーストダンス
06. バーバリアン
07. 需要と供給
08. かなしい
09. ささやかないで群青
10. 正しく生きなくちゃ

▽Trailer / クロスフェードデモ動画
youtu.be/vjS58mXzzRs (Youtube)
www.nicovideo.jp/watch/sm24873105 (niconico)

credits

released November 28, 2014

Produced by Lopnur
All Lyrics, Music, Programming, Artwork by rokugatsu
lopnur0126.tumblr.com
twitter.com/rokugatsu

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