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思​い​出​の​錨

from き​み​は​歌​っ​て​い​た by Lopnur

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lyrics

鴎の飛び交う夢に悖るかい
答えをばらしたらやっぱり睨むかな
重ねた時間の長さに添えどこんな錆じゃせめて傷にもなれないや

出来るだけ言わなくちゃ 釘の向きが震えていても

優しくなんてなれないからいくつも歌が吐き出されてきた
醜さで固めた言葉をあいつらが嘲笑う音に並べ
そうして出来た些細な今日じゃ疎ましくて仕方ないや

沈めた錨の在り処を問えばかぶりを振る前に一瞬躊躇った
いつしか夕陽と別れたようだ
冷えるから戻るよ 詮ない世迷言さ

尽きるまで唱えなきゃ 底の褪せた黒ずみさえ

どうしようもなさに急かされいくつも歌が零れ落ちてきた
裏返した劣等感であいつらが讃え回すそれを真似て
そうして出来た借り物ばかり褒められてさ
そんなもんよなあ

また今日も残りを数えては
浮かんだ秘密のサインを二人きりで
ただひとつ繋げたいものへ託していく
柔く手を絡めて伝う先に潜めながら

優しくなんてなれないからいつもの歌が吐き出されてくる
決して解けないありきたりを何度も色を変え塗り直して
何ひとつ成し遂げなくとも忘れられるため歩いていこう
正しくなんてなれないまま怒りさえ届かない暗闇へ
そうして出来た些細な今日も同じ声で歌ってくれるかい

credits

from き​み​は​歌​っ​て​い​た, released November 12, 2017

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