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ラ​ス​ト​ア​ル​バ​ム

from き​み​は​歌​っ​て​い​た by Lopnur

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lyrics

いつかは最期が来るのだとしても冗談のように笑うふたりでいたい
増えていくばかりの軌跡じゃなくとも遠く目を凝らしてはしゃいでいた
世界をこの手で塗り替えるような英雄譚を紡ぎ見せ合っては
ありえないよねと腹を抱え涙を拭く指で手繰ってきた

抱きしめたすべてを忘れれば見逃してあげるねとこの期に言うなよ
処刑台を横目に眺めて欠伸をしていたのは鈍いからじゃない
はじめてを噤んだ

いつかがやがてになる日を知っていた
固くなる拳で戯けていた
薄情者だといま罵るかい
微笑みを遺して焼き付けるかい
世界をこの手で塗り替えられたら生まれてきたことを失くすのに
色のない喉で仮想を抉るチャチな歌も全部消してやるのに

場当たりな正しさは沸き立ち昨日の罪を褒め今日も咎を詠む
処刑台に寝かされた君が歌い続けていた血文字の祈りさ
僕らは誰のもの

少しずつ痛みを感じなくなっていた思い出のように当たり前になるのさと
悟るだけを撫でた歌と紛え、一生!

世界をこの手で塗り替えられたら賢さの自称者を根絶やすのに
そんなのに媚びて仮装を捻るかつての愚かさを誰よりも惨く処すのに

苛んできたなら捨てちゃえば幸せになれるよとお前が言うのか
不真面目に呟いてきたのは同意か博愛が満ちるからじゃない
それでも黙れずに場当たりな正しさに埋もれ在りし死刑囚への賞賛を見ている
処刑台に並べられたまま歌い続けていよう
あの頃のように世界は僕のもの
ああ、この手は僕のもの!

credits

from き​み​は​歌​っ​て​い​た, released November 12, 2017

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