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か​な​し​い

from ベ​ス​ト​で​は​な​い by Lopnur

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lyrics

消えちゃう前に答えてよ いくらかかるかな
ここを翳した薄雲はいつからなのかい
既存以外と疑問立てては持て余すのに
仕方がないぜ今日もじっと有り触れていた

魂あればその価値が決まるというなら
高潔なるを演じれば得られましたか
虚構ばかりで仮装ばかりで判らないや
項垂れちゃうぜなんて何も言わない癖に

過ぎていった今日だけが確かなら
消えていったイフならなれたかな
はにかみを恥じて手を振った
同じブランコの前で待っているから

なんとなく席を決めて
なんとなく替えちゃうような
朱色のカーテンにくるんだ真ん中は
まだ名も知らぬ孤独の途中
交わされた裾を見ている
重ねた恐怖に袖を通し 目配せをしよう

分別を識るみなさまはあれもこれも厭い
掌の裏眺めては見とれているの
今を捨てば悲嘆仲間になれるのにな
味方もないぜ今日も独り有り触れていた

過ぎ去った日だけがキレイなら
あの日消えた君もそうなのかい
束ねた封筒 椅子の下
どんな辞に委ねれば返せたかな

聞かされた事実の途中
知らされた話のあと
こんなに小さく凍えているのに
まだ足りないと仰せならば
その爪を喰い千切ろう
なんてね まさかね
呼吸を急いて最果てへ行こう

足踏みに焦らした横断歩道の白
点かない赤と点かない緑に惑い 目を背けた
破る腕のボタン 投げて耳を欹てた

過ぎていった今日だけが確かでも
消えていったすべては今もそっと此処に

なんとなく生まれ落ちて
なんとなくやめちゃうような
脆弱な指で包む微かだ
ほら沈めていた書架の最後
憧れは連なっている
日焼けに熟れては飽きを待っている

どこまでも事実の途上
やるせない話をしよう
鳴らしたふたつの爪先と跳ぼう
まだ名も知らぬ記憶の途中
浅黒い少年に会う
嘗てが目を伏せた世界の真ん中 指切りをしよう

消えちゃう前に答えてよ いくらかかるかな
ここを翳した薄雲はなにものなのかい

credits

from ベ​ス​ト​で​は​な​い, released November 29, 2015

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