雪​ふ​る​報​せ​が

from FICTIONS by Lopnur

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lyrics

04. 雪ふる報せが

あなたを賛う賢しらの百舌鳥が
あなたの詩で檄を撒くでしょう
是非は現る 掩うべからず
ならばどう今を越せばいいの

思い通りは往かぬ物ね
またひとつ眼鏡を潰した
烟る老馬に弾む桴は
何故だか心がざわめくようで
ほら鬻ぐ像は佻く
同じ興には乗れない
忘れておくれ あんな鶩なんて
真人間に犯されただけさ

鹿鳴の靴は誰をか連れ往く
赤鉛の鎚は誰が為奮う
あぎとい装う金紫の新たよ
連ねし瑠璃を魚袋と嗤そうか
庶幾くは反正の日を
昏きに睡れ煕る姓よ

緝綴は遥か 濫る正義
斯より大いに正しい 逆接で暗し
霞に触れ大路を焦がした

雪の夜は頭蓋を抱き
彼の日の銃口を想うの
注ぐ左も造る右も
すべては頬擦る方へと過ぎた

あなたを撃ちし賢しらの百舌鳥が
あなたの詩で檄を撒くでしょう
三月如今冲しさを賭して
孛星辿り息潜むるのみ
社稷煩う台閣墜つる
肥なる華夏を懐く者よ
描け可なりせば

credits

from FICTIONS, released November 28, 2014

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