We’ve updated our Terms of Use to reflect our new entity name and address. You can review the changes here.
We’ve updated our Terms of Use. You can review the changes here.

ORDINARY COCOON

by Lopnur

/
  • Streaming + Download

    Immediate download of 12-track album in your choice of 320k mp3, FLAC, or just about any other format you could possibly desire.

    ダウンロードはフリーです。
    「Free Download」から、お好みの形式を選択してください。
    ここからはアルバム全体で、各曲ページからは曲単位でDLができます。
    各タイトルの英字表記はDL時の文字化けを避けるためのものです。
    ----------
    サークル「Lopnur」の1stアルバムです。
    原型は2007年製作のもので、今公開にあたり再構成しました。
    Purchasable with gift card

     

1.
01. Sunrise Starlight 過ぎ去った朝なら こんな淋しい色はしないだろうね 呟いて小さく笑い 今は覗いた空を閉じる 通り過ぎても気付かないなら 何度鏤めていても特に意味は無いでしょう 遠く遠く流れていく 何も出来ず見送るだけの日が積もるこの頃 僕は決して選ばないよ 曲げた過去を迫る仮面善 欲しい物はなあに? だけど それは君に与えられないや 「狙い通り」で叫ぶのなら 何も言わずに眠るだけさ 内側なんて知らなくていい 「傍に居たいよ」なんて義理を言わずに済むから 遠く遠く離れていく 何も出来ず それでも奥底に意志を湛えて 何十万何千万ループの先 今もここで 刻む時限時計 そっと ずっと 太陽が目覚める 空が青付いて 目を擦る 少しだけ眩しい 瞬き 差し込んでくる緋色 視界が滲みながら広がっていく そこで目が覚めた ああ そう 何だ もう気付いていて 目を閉じる それも刹那のこと 捨てて拾い繰り返して 勘違いと言えば消えてしまう優しい絵空 だから何も見たくないよ どんな朝も夜を招くなら 遠く遠く揺られていく 折れてしまいそうな日常だと知っているから そう Sunrise & Starlight 夜明けを待つ 冷えたその手 抱くこの場所で きっと またいつか会えるよ 信じているよ 今はあらすじに全て手を振り別れたら 次の日まで さよなら言うよ 二度とは来ない だから そっと
2.
02. マリーゴールド 水も無く 当ても無く どこへ行くのだろう その花は枯れないで咲き続けていた 「無駄じゃない?」 問いかける声は萎れている 当ても無く 明日も無く 不幸自慢だけ 今日も終わりそう 残り僅か 一人 取り残されたままで 昨日と同じ 時に恨めしく思い 今は憎らしく見えて マリー 存在しているのなら せめて明日を祈らせて ハブクエッション ノーアンサー 一人センチメンタル 馬鹿らしく思えてもその程度なので 水も無く 当ても無く どこへ行くのだろう 捨ててきた自尊心も何故か手の中 今日も終わる時 心に決め 起きてまた言い訳考え 昨日と同じ 何故か誇らしく思い そして愚かしく見えて マリー 居なくてもいいから せめて今を祈らせて もう手遅れになって気づく ちゃんと処理できたはずなのに 繰り返して悔やんで そしてまた蕾を携えて 水も無く 当ても無く 水も無く咲いている キレイじゃなくても 伸ばす根は探している いつか見つける そんな不器用さ 分かっている 触れた手で世界は色付く 昨日と同じ いつも愚かしく思い いつも誇らしく思う そんな自分と出会えるかな せめて今は祈らせて いつか 素晴らしく見える 過去として変わるのかな ちょっと淋しい気もするけど 本音は隠しておくよ
3.
03. タイムイズモネー​(​Time is “Monet”) 気楽な道を選んだら 後悔して 茨の道を選んだら 投げ出してる "羽ばたくのは難しいぞ 飛び出せ若者" カレンダーをめくる事が日増しに怖くなり 大人になりたいって ずっと思ってたよ 昔は 今更言い出せないよ 戻りたいよ 昔に 記憶に一筆走らせ 改竄して 作った光に手を触れ 今を生きる "決めた道を自分の手で遮る馬鹿者" お願いだよ太陽さん 今日ぐらい休んでね 子供に戻りたいなんて願ってるよ 最近 「戻ってどうする?」なんて聞かないでよ それでも明日に追われ 疲れては溜息 描いた思い出だけが輝いてる 今でも 本当の形さえ見失うほどに 今 「大人になりたい」ってずっと夢見た日々が蘇る 頭の中 浮かべた色 記憶に上塗り "今"がもっと色褪せてく モノクロに近づく 目の前 光はきっとそこにある 今でも 触れるか 蓋をするかは 選択肢で 後ろで何かが強く袖口を引いても 羽ばたく方法は ちゃんと覚えている 今でも
4.
Dear Dawn 04:45
04. Dear Dawn 「1ねん1ど」の付き合い 今やそれが毎日 果てない日々が彼方にあるなら 遠くに何を見せるでしょう 窓の外にはバイクの音 窓の内には僕の姿 危機感だけで生きています とっくに4時を回った とっくに5時を回った 届かぬ未来 自ら投げ捨て 代わりに何を掴んだのか 知るという事は不幸だけど 知らないままで居たくもない 危機感だけが生きています "泰平の眠りを覚ます汽笛" もう何にも出来ずに 僕は彷徨い続けて 変わらないままで泳いでいた 知るという事は不幸だけど 知らないままで居ていいはずがない 危機感だけじゃ生きていけない 窓の外には陽が昇り 窓の内さえ照らし出した 危機感だけが生きています
5.
Eraser 04:09
05. Eraser 昨日が消えていく世界に 耐えられずに 今日も僕はこの位置に足を運ぶ 僕は絵を描く 青い空の絵 あなたが笑う 筆は描き足す そんな日常は流れていく 時々離れていく 何度も何度もこの手を伸ばし 放さぬよう掴んでいたはず……だったのに 滲んで形がぼやける 青いキャンバス あなた無しじゃこの空は描けない 消えていく姿が叫んだ 聞き取れずに ここはどこなの? 僕は誰なの? ああ 二度と戻らない 君は誰なの? どうして居るの? 「きみはだれなの?」 ……どうして泣くの? 何でこんなに悲しいんだろう それでも思い出せず 何度も何度も振り返るけど いつもそう 足跡など何も無くて 凍えるこの手を優しく包みこんだ それでさえも驚いて振りほどく 完成間近の景色は色を変える 同じ末路を繰り返すだけ ああ 二度と気付かない 「まだ空が白いね」と また筆を足す いつしか僕らは あなたの笑う顔も 笑い方も 失ってしまったね 自嘲でカウントが回る そんなことも明日は消えて ゼロを並べる ああ 二度と進まない
6.
そら 04:55
06. そら 二人見ていた 夕暮れの海 君は笑って 空を見上げた 黒い目に 黒い体 砂の楼を見つめている 消えてしまうな 言霊に縋って海を眺めていた 隠した意味に委ねて嘘をつき 笑えば 夢を見ていた そんな気がした 君は夢見た 「そらを、とびたい」 答えなど持てないから 風の声と掻き消した 消えてしまうよ ここに居たことなど ひと夏の感傷 消えてしまえよ 逃げ出す言葉さえ出せずに 曖昧なのが優しくて 終わることなど知りたくなくて 手を重ねた 焦げたアスファルト 空の下 「涙を見せなきゃ」なんて言う ひとつになれない 伸びた影 さみしくないよ さみしくないよ 漣に揺れ 連ねた足跡は砂浜に溶ける 見つめているよ 近く遠い場所で 今でも 漣のように 重ねた日々はただ寄せて返していく 僕は飛び立つ 君が夢見ていた空へと 二人見ている 夕暮れの海 僕の瞳は 僕を映した
7.
Witness 05:05
07. Witness 通り過ぎた その季節を 掘り返してまた埋めて 思い返し 掘り直し開く また後悔しても構わない 夏も秋も通り過ぎた いつも誰かが泣いていた その姿を見て君が笑う 幾度と無く僕は目を伏せた また出会うことはないだろう けれど 捕らえて離さない画面が ただ眠るだけの心に深く染み込んでいく 君の声を覚えている 「そこに理由さえあれば」 聞き逃した振りをしただけさ 顔は背けても手は染めた また出会うことはないだろう けれど 捕らえて離さない画面が ただ眠るだけの心に深く染み込んでいく 僕は今もその上に立ち生きる 正しいこと正しくないこと それさえも流れに身を委ね 教科書に答えを委ね またどこかで 窓の外は 冬景色 また出会うことはないだろう けれど 捕らえて離さない画面が ただ眠るだけの心に深く染み込んでいく 僕の前で音を立てて倒れる 夢じゃない だけど夢のよう また出会うことはないだろう けれど 捕らえて離さない画面が ただ眠るだけの心に深く染み込んでいく 鐘の音がした 崩れて消えた 通り過ぎた 変わり過ぎた 記憶に沈んでいった 蓋を閉じた また深く眠れ いずれまた開くその日まで
8.
08. ハーベスト ごらん 花が咲いている 容易く折れてしまいそうさ でもね 確かに生きている そんな話もさ 退屈で仕方が無くて いつも口を尖らせたよね 忘れたいこともあるよ でもね 忘れたくないことの方が多いな 嬉しいことは得意気に話すんだ 辛いことは話さないよ ダメな子と思われないように 傍に居たいから 捨てられたくないから 泣きたくても泣けないまま 少し怖くなって 強くその手握り締めた ほら また躓くんだ どうせこんな程度だとは 僕も知っていたけれど とても言えないや だから 何か別のことで早く覆い隠さないとな 忘れたいことがあるよ いつの間にかこんなに大きくなっていたんだ 嬉しいことも時々は話すんだ 恐る恐る これ以上はハードルを上げられないように 何も言わないで ご希望には添えません 気付かないで 気付かないで 君が思うほどに 僕は上手く出来ないから だけど 何も伝えられないまま離れ過ぎていく 時を重ねてみても 君は今も夢を見続けているのかな 何もかも捨ててまた向き合えたのなら そんな幸せなことはないさ うれしいことは みんな つたえたいのに 繰り返すだけで前に進めないまま こんな今やあんな過去を望んでいたはずじゃないのに 僕はここに居る そこには居ないんだよ 生まれたての僕と君を思い出せるのかな 心から笑い返せたらな "ごらん、花が枯れている。 持てる力を傾けて、そこにあなたを咲かせて。"
9.
09. こじんまりとしたぼやき 「寂しいな、今日は」 ぼやいた後で 昨日も同じ事言った、と思い出した 天気は曇りで この心を映す 溜息は癖なんです 珍しいことじゃない 「いつまでもその夢を追い続けて欲しいんだ まだまだ、まだやれる! 君なら出来るよ」 なんて 言われなくなってどれくらい経つ? まだそれを聞けるなら 奇跡かな 何もアテの無い不満をこぼし 話題を先延ばしするしか出来なくてさ 春に水をまいた 夏の日を越えて いずれ秋を迎えたら 何か変わるように いつからかこの足で踏み固めてきたんだ 土は固くなって 草木も生えない だけど 今も待ってる 空しいけれど まだそれを見れるなら 奇跡かな いつまでもこの夢を隅に置いていたいんだ 期待なんてしない 捨てられなくてさ 二度と高望みなんて もう許されないこと ちゃんと知っているから ただ 見慣れた景色を抱きしめた
10.
シルク 05:55
10. シルク 被害者を装い→脅して奪って→楽して遊んで→減らして→D.C. ⇔ 閉ざした世界が開けるその時 何にも出来ずに焦っているんだ 確かなものなど どこにも無いのに あたかもあるように騙ってみたりして 明らかに矛盾して それでも繕い 世界の形を変えたりしてしまう そんな事が今もどこかで行われ 地獄絵図も空想じゃない 昔話じゃない 繰り返す空色の雫を ここで 握り締めて立っている 僕らは 西へと続く道を 決して迷わず脇見もせず向かうよ その先 空が抜ける 失うだけの中で見つけたものを 一つずつ数えて "幸せ"とか感じる でも空しく 見えるものが信じられず ゴミ箱を手探り 見つけたのは 見たことも無い紙切れ 時間と名づけられた万国通貨 減らしながら進むよ その手は 何を買うの? 壊れる嘘の中に消える世界は 蜃気楼じゃなくて"現実" 朝と共にまた生まれる 確かなものなど どこにも無いのに それでも心はどこかで求めて 自称するニセモノ 分かっても騙され 気付けば手遅れ 見慣れた振り出し こんな所で今日も立ち止まってしまう 迷いながら 悩みながら 渡る橋の先 透き通る空色の雫よ どうか 見捨てないでいて欲しい 変わらず僕らは 時間と名づけられた万国通貨 減らしながら進むよ この手は 何を得たの? そびえる嘘の中で今日も過ぎてく 紙も画(え)もいらない 形じゃないよ僕を動かすのは 西へと続く道を 決して迷わず脇見もせず向かうよ その先 空が抜ける 明日は海を見よう 砂浜で寝よう 旅路はまだ続く この先 何と出会い何を得るの? 倒れる嘘からもう目を逸らして
11.
追憶 04:31
11. 追憶 夕立が去っていった 昔、この雷雨に怯えていた日を思う いつから変わったのか 僕にその答えは出ず 太陽が沈む 蝉が鳴く 明日が近づく 何度も呟いては また恥ずかしくなる そう、僕もいつか この街を出ていく 忘れずに置いていく 幼い日々を 雨上がりの空 煙立つ その匂い 懐かしくなる 河原の木々の中 覗く花火の音が寝る時刻を知らせる 明日を知ることが 気付けば怖くなっていた 小さなこの手は いつの間に天井に届き 世界を触りながら また汚れを知った 眠るように生き 過ぎ去りし喜びは痛みで気付く 失くした時間を取り戻す方法を まだ探している 太陽が昇る 蝉が鳴く "明日"が始まる 何度も振り返っては また愛おしくなる そう、僕もいつか この街を出ていく 忘れずに置いていく 幼い日々を 繋いでいた手の温もりを思い出す もう戻れない
12.
Dystopia 05:10
12. Dystopia 本当の居場所がどこかにあると思えば そんな目をして生きていけるようになれるの? 「もう何も見たくないよ」と言った 本音は知らん顔さ 偽善で塗りたくられたユートピアは快適かい こんなにも素晴らしい世界に見えるのにね 引っかいて剥がれたなら錆付いた裏が覗く 見なければ良かったよ 知らなければさ それでいいのに 本当の居場所はどこにも無いと気付いて 何度も助けを求めていたね 「気付いて!」 そろそろ その足元を作る場所に気付いてあげて 妄想と断じていた言葉さえ信じられるかい こんなにも素晴らしい世界に生きている、と 無いものねだりで付けた傷を数えなおしたら 踏み出せば そこはほら 手探りだけど それでいいか だから「もう何も見たくないよ」と言った 意外と本音なんだ 侮蔑で塗りたくられた君が立っている世界も こんなにも素晴らしい 知らなきゃ損をするよ 賢しらなイノセンスに裏切られる時を待とう その声が届くように 手探りだから それでいいや それでいいよ 夢や希望に踏み荒らされたその手を 掬い上げてね 愛おしめるようになれますように

about

Lopnur 1st Album
『ORDINARY COCOON』
01.Sunrise Starlight
02.マリーゴールド
03.Time is "Monet"
04.Dear Dawn
05.Eraser
06.そら
07.Witness
08.ハーベスト
09.こじんまりとしたぼやき
10.シルク
11.追憶
12.Dystopia

credits

released July 26, 2011

Produced by Lopnur
All Lyrics, Music, Programming, Artwork by rokugatsu

license

tags

If you like ORDINARY COCOON, you may also like: