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エル

from 人​文​論​叢 by Lopnur

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lyrics

09. エル

単純な夢に出逢えず途方に暮れていたね
好みも 身の丈も 量れないまま

この出会いの価値なんてどうせ分からないよ
それでも嬉しいと言ってくれたね

この歌の意味は誰も気付かないさ
それでも満たされていくのなら
夢みたい

「優しさなど知らなくて」
「こんな居場所も知らなくて」
見えてなかっただけ 僕はただ繋いだだけ

どんな言葉を託すの?
どんな音と出会えるの?
ぎこちなく見合うけど それでいいさ
ここが好きだよ

アイツの理想叶えていく為の君じゃないよ
僕もさ
そんなことアイツがやればいい

かけられた首輪 左のロープを握られては
赤い目で何を見て 何を見せたの?

「『あの歌の意味はどうせ知らないでしょう?』」
"くだらない今日を愛す"なんて
バカみたい

優しさなど知らなくて
「その真意も知らなくて」
全ては闇の闇 僕が全部連れてきた

どんな言葉も塞がれ
どんな音も奪われて
二人きり凍えては 寄り添って息を潜めた

絶えず求めていた
どこで見失った
あの時は確かにあった そうでしょう?

忘れたら思い出して
失くしたなら探そう
ひとりじゃないよ 僕はここに

この歌の意味もいつか呪おうとも
譲れないものを愛しただけ
それだけさ

「どんな言葉で媚びれば」
「どんな音を仕立てれば」
そんなのもういいよ 想い返すこともない

今日が僕らを責めても
明日がまた拒んでも
どうせ生きてしまうなら
思い出して あの鼓動

優しさなど無くても そこに君が居る限り
"その手は誰の夢?"
何度だって問いかけよう

看守サマにはさよなら
寄り添った細い腕
孤独は尽きなくても 通り過ぎた歌を信じて
もう一度

『僕が居るから』

credits

from 人​文​論​叢, released December 3, 2013

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