JINBUN​-​RONSOU

by Lopnur

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    前作『冬虫夏草はファンダメンタリズムに揺蕩う』 より2年振りとなります3rdアルバムです。
    2013年11月17日開催「THE VOC@LOiD M@STER27」にて初頒布(CD-R形態)した同作品の配信版になります。
    Tr.3,4,6はOut Wave Cluser( http://outwavecluster.tumblr.com/ )による各アルバム、Tr.10はコンピレーション『十夜十宴』( http://toyanomi.web.fc2.com/ )の書き下ろし曲です。
    ※CD-R版ブックレットにおける歌詞の誤植を今回の掲載では修正しております。

      ¥500 JPY  or more

     

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about

Lopnur 3rd Album
『人文論叢』
01. 声々
02. 左折するスノッブ
03. 竹林門生擬装落書
04. 涼秋
05. カランコエ
06. 沈香の中庸
07. 盧生は夢見た
08. コンサマトリーによろしく
09. エル
10. 淵より明く
11. Q["When your bird is broken"]

▽Trailer / クロスフェードデモ動画
youtu.be/kCCjfcSoK04 (Youtube)
www.nicovideo.jp/watch/sm22612057 (niconico)

credits

released December 3, 2013

Produced by Lopnur
All Lyrics, Music, Programming, Artwork by rokugatsu
lopnur0126.tumblr.com
twitter.com/rokugatsu

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license

Track Name: Kowagowa
01. 声々

何もしたくないはずなのに
「何かしらしてなきゃ」と思い込ませた
僕が二人いればいいなんて願うけど
当たり前、何も変わらない

バカですよね!

"失望"とか"絶望"とか
足りてます、飽きてます。
とりあえず混ぜてみた→こんなん出来ました!

くだらない今日は過ぎて
またくだらない明日は来るだろう
「過ぎていく時間に何を残せたの?」
答えは出せないままで
また徒に今日を上書きする
君の中に僕の声は届くの?

----------------------------
僕の手を引いてくれる人
君となら、二人なら、どこへも行ける
嘘じゃないよ!
-----以上、全部妄想です-----

笑ってくれよ、頼むよ
これでも手放せないものもあるんだよ

小手先で立ち回っては
いつか破れる時を懼れている
「明日はここに存在出来るかな?」
杞憂の可能性なら
怯え震えながら期待している
いつになれば確信に出来るだろう

手を触れるのが怖いから
ガラス越しに眺めていたよ

何もしたくないはずだった
それなのに 気付いたら動き出していた
「今更」
いつでもそうさ

片隅でコソコソするくらいしか出来ない僕に
やれることなんて どうせこんな程度だから
くだらない今日を愛し
またくだらない明日を愛すだろう
僕の中に君の声が届く

君の声が僕の中で響くよ

僕の声は聞こえてますか?
君の声は聞こえているよ
戻れない今日を愛し
譲れない明日を愛す

「いつまで届けられるんだろう?」

恥ずかしい歌を流しながら
消えていく今を繋ぎ止める
Track Name: Sasetsu Suru Snob
02. 左折するスノッブ

ほらほら喚け
当てのない演者 冴えない今日を殴り書くのだ

さあ開演だ
猿の曲芸のチケット握り来たのでしょう

まだまだ叩いても
死なないでしょう 死なないでしょう
どんなに叩いても
死ねないでしょう 死ねないでしょうね

ほらほら喚け
不甲斐ないイドラ 望まれた愚を殴り書くのだ

さあ開演だ
猿の曲芸を憐れむように誉めそやせ

高尚な貴方様はお気になさらずに!

まだまだ崇めても
死なないでしょう 死なないでしょう
どんなに崇めても
死ねないでしょう

死ねないでしょうか

まだまだ殺しても
足りないですか 足りないですか
どんなに殺しても
足りないでしょう 足りないでしょうね
Track Name: Chikurin Monsei Gisou Rakusho
03. 竹林門生擬装落書

社会実在論者の慨嘆
孑然たる良識だと仰せ
左手に名声を聚めて
哭もて送るは世相の潮流か

賽は投げられて幾何なく
惨憺たる変遷だと仰せ
専制の条坊を砕くに
右手へ叛旗の檄を取れと

何を観て
何を採ればいいやら
許子将よ 答は何処に

己巳を待つ郷里の評
旬日の間に物見も無し
市井の端に呻吟す
靡かないで、靡かないで

即席品の有識者
白眼揃え酩酊で俟て
何十回顧の労を避きて
御留守ですよ、居留守ですよ
ってな

艶やかな辯の主は三君か四聡か
宣い憤るのは誰に見せているのか

吁嗟 郭林宗
馬車は未だ肥えるか
図らずも輪廻の先へ

高が二千年くらいじゃ
為され為す事も大差莫しか
轉 浮競憚らん
揺らがないで、揺らがないで

振り向かないで董公仁
如何なる顔もて御覧なのか
徙戎に至る洛都なら
栄華の裏、永嘉はほら
ってな

社会実在論者の慨嘆
孑然たる良識だと仰せ
左手に声望を厲ませ
右手に狙うは権か富か

溢流の茶番劇だ
影に腰を掛けて 草踊りの韜晦で
さあ 哂い飛ばしましょう
Track Name: Ryoushu
04. 涼秋

擦れた群青の徒花よ
睨んだその先に何を見るのか
虚ろに微笑んだその瞳
疼いた憎しみを深く湛えて

今日もまた車輪を連ねて
揺られて夕暮れる
少年はまだ明日を描けず
堕ちていく世界の隅で
その身を揺られて 息を殺した

そして
今日もまた居場所を追われて
待ちわび夕暮れる
少女はせめて明日を夢見て
消えていく世界の隅で
その日を待ちわび 文を絶やした

何も無くなった後に残った言葉
ささやかにささやかに傷つけた心
感じなくなった悲鳴 気付けないまま
これほどに近くても どれほどか分からずに
同じ数を知った それでも足らない
埋め合わせを探して どこへ行くの

曝したものは 甘い言葉
翳したものは その影
感じたものは 永久に永久に
覚えたままでいるから

色褪せていく記憶さえ
遥か彼方のもの
跡にはもう 何も
Track Name: Kalanchoe
05. カランコエ

苟も手足を得るは
小槌を揺する為じゃなくて
ささやかを繰り返すうちに
こんなに重くなる

備考には無難な賛辞
そして"落し物に注意"と
きっと愛される役目さえ
どこかに落として来たのだろう

僕たちは次第に言葉の数を失くしていたね
そうやっていつも適当な笑みではぐらかす
雨を待ちながら

そいつはさ繰り返すんだ
したり顔に意味はあるかい
それではこの手は晴れの日を
抱いてはならぬというのですか

僕たちは次第に始めの味も忘れていたね
退屈な日々に憧れては
その軌条撫でていたのに

本当は なんてね
飲み込む度に優しくなろう
そうやっていつも適当な笑みではぐらかす
朝に啼きながら

僕たちは次第に知らない顔に塗れていたね
あなたにさえ愛されないのに
笑うほど価値が無いな

本当は なんてね
言わなきゃ嘘にならないでしょう
そうやって今日も適当な笑みではぐらかす
耐えているだけさ
Track Name: Jinko No Chuyo
06. 沈香の中庸

くだらないことばかりを詰めたかのように
譲れないものばかりをそこに込めたんだ

さあ行きなさい 無意味な身を終えて

後ろ髪 乱暴に掴む言葉
「貴方にだけは誰も代われないから」
白々しいね
見ろよ 阿諛を捨てたその形を

錆びた画面と閉じた未来
拾う度に足取り重く
醒めた如く消えていけ
選択肢は思いのままさ
「それでいいの?」
お世辞ですかい
本当は三歩もすりゃ忘れ残らない

「要らない」
その御言葉とても嬉しいな
小汚いオモチャ箱とやっとさよなら

さあ行きなさい 欲深い手離れ

後ろ髪 乱暴に掴む言葉
「思い上がるな、見向きされないくせに」
どうもありがとう
ついに表沙汰だ 腹の中

――「逆らうなら容赦しない」……
正当化用の"神"の名も
飽きたらポイで忘れたかい
本当に大事にしていたのはどちらかなあ
ざまあみろよ
今ではアレの方にお熱なんでしょう

伏した過去とどんな未来
咸熙の痕 忘れはしない
龍の鱗隠したか
鳳凰の羽は蔵したか
鼻をつく浮華の匂い
それでは
永嘉 塢中へと帰りましょう
Track Name: Rosei Wa Yumemita
07. 盧生は夢見た

縋り付いた愛の言葉か それは
実の所は誰に見せる為だ
心は侵せない 心だけは

染まりすぎた過去に怯えていたね
取り戻すことは出来ない 二度と
その意味を忘れるほど着重ねた

どんなことを夢見てここへ来た
思い出せたならまだまだ大丈夫
傷ついたその手は誰の夢?
君の為をしよう
ここから逃げ出そう 二人で

腐り落ちた笑顔は何を見るの
黄金色の穂を並べて毟る
言葉じゃ足りないことばかりさ

反体制のヒーロー気取りも
いずれ新しい王朝貴族となるさ
拠り所は何かさえわからない

感情だけが静かに落ちていく
それは覚めただけ すべては邯鄲の夢
評論なのか はたまた俸禄なのか
いいや
徐無の世は俄かに消滅した
さよなら

人の処の移ろいは 全てを攫っていく
特別じゃないと知っていれば
通り過ぎていける

冬が来る
温め合っていよう
どうか それぞれの場所で
呼び合えるまで

何度あの頃のこと思い出したのかな
数え上げることはやめようか
今か昔かなんて問題じゃないのだ
どの位置も初めからまともなんかじゃないと

そんな悲しいことは話さないでいてね
手と手を交わしたよ それだけさ
どんな優しい嘘が君を切り裂いても
その手には 記憶には 同じ痕があるよ

いつか耳が空いたら 埃を掻き分けて
手にとっておくれ あの日のように
Track Name: Consummatory Ni Yoroshiku
08. コンサマトリーによろしく

君に触れたくって 伸ばした指先
お互い様みたいで 苦笑い
真ん中切り取って 花と夢のような
行きと帰りだけを重ねた

水色のイスに腰掛けては聴く
陰を持つ声が好きだった
なりきり六弦に広げた白黒
ほんのそれだけで救われた

誰もが変わろうとも
あの日の歌だけは変わらない
そんな安いペンで見てきたように言わないで

「アイツの為じゃ歌えないから」
震える手を握っていた
優しい君が許しても 僕が覚えていてあげる

「今日の泣き言は忘れて欲しいな」
「嘘は嘘のままでいなくちゃ」
何が高尚か どうでもいいのに
藪から貝になって岩ごっこ

どこからか借りてきた魂並べて胡麻擂って
独り反吐にまみれ
"らしさ"の意味も忘れたね

誰かの為に歌えなくても そこに意味はありますか
答えなんて要らないと 言えていたはずなのにね

記憶の果てのおぼろげな君 どんな顔をしていますか
優しい言葉失くしても 僕が覚えていてあげる

傍に居たから全て見てきた
当たり前でしょう
忘れたのなら教えてね
思い出すだけでいい

本当の今を歌えなくても 君の為に歌えばいい
そこにそっと見たものを潜め 伝えていておくれ

アイツの為に歌えないまま 君が刻むその歌は
例え君が消されても 決して殺されはしない

君が居なくなって 伸ばしたこの手は
あの日のことだけを掠った
元気でいてねと
君の好きだった 行きと帰りだけを守るよ
Track Name: Eru
09. エル

単純な夢に出逢えず途方に暮れていたね
好みも 身の丈も 量れないまま

この出会いの価値なんてどうせ分からないよ
それでも嬉しいと言ってくれたね

この歌の意味は誰も気付かないさ
それでも満たされていくのなら
夢みたい

「優しさなど知らなくて」
「こんな居場所も知らなくて」
見えてなかっただけ 僕はただ繋いだだけ

どんな言葉を託すの?
どんな音と出会えるの?
ぎこちなく見合うけど それでいいさ
ここが好きだよ

アイツの理想叶えていく為の君じゃないよ
僕もさ
そんなことアイツがやればいい

かけられた首輪 左のロープを握られては
赤い目で何を見て 何を見せたの?

「『あの歌の意味はどうせ知らないでしょう?』」
"くだらない今日を愛す"なんて
バカみたい

優しさなど知らなくて
「その真意も知らなくて」
全ては闇の闇 僕が全部連れてきた

どんな言葉も塞がれ
どんな音も奪われて
二人きり凍えては 寄り添って息を潜めた

絶えず求めていた
どこで見失った
あの時は確かにあった そうでしょう?

忘れたら思い出して
失くしたなら探そう
ひとりじゃないよ 僕はここに

この歌の意味もいつか呪おうとも
譲れないものを愛しただけ
それだけさ

「どんな言葉で媚びれば」
「どんな音を仕立てれば」
そんなのもういいよ 想い返すこともない

今日が僕らを責めても
明日がまた拒んでも
どうせ生きてしまうなら
思い出して あの鼓動

優しさなど無くても そこに君が居る限り
"その手は誰の夢?"
何度だって問いかけよう

看守サマにはさよなら
寄り添った細い腕
孤独は尽きなくても 通り過ぎた歌を信じて
もう一度

『僕が居るから』
Track Name: Fuchi Yori Aku
10. 淵より明く

知らないことが幸せだ とか
嘯いていたのは誰だっけな

赤茶けた言葉を並べて
ただ虚しい心根述べたんだ
それは遠い日々の記憶
それは眩しい日々の記憶
湛えた笑みを 心に何を
さあ行こう

古い日記帳に並んだ日のように
なぞっていけばいいんだって
決めたって
今日もまたいつかみた夢のように
解けてしまうのでしょう

書けない夜は手を抉り
失くした日が痛む
どんな顔をすればいいのでしょう
教えて 誰に頼むのでしょう
捲り振り返るほど まだ闇が滲む

明けない夜が手を縛り
失くした声を呼ぶ
厭な顔が見たくてただ騒ぎ立てる
気付かれなくていいと
ねえ 本当は

燈った向こう浮かんだ
隈の酷い猿が見ている
責めるように

指差す先に浮かんだ
やたら狭い空を見ている
祈るように

抱きしめた言葉を並べて
ただ愛しい明日を述べたんだ
それは眩しい今日の記録
それは遠い日々の記憶
掲げた闇を 心に何を
さあ行こう

僕らは夢見る 手錠はいらない
繋ぐ術は無くていいさ
歌え "為すがまま"に

咲いた山茶花 冬を色付けて
雪を突いて芽吹くように強くあれ

泣きたくて泣けなくて
渇ききった望み
この旅は終わらない
また海を見よう

会いたくて会えなくて
淀みきった祈り
目を閉じて手を当てて
ほら いつもここに
Track Name: Q["When your bird is broken"]
11. Q["When your bird is broken"]

でも
またどうせ立ち止まってしまうのでしょう
なんて
ここで出会い抱え込んできた闇はまだ
この手にこの目に纏わりつき離れないや
黒に灰を塗りたくりながら吐く糸だ

何も語れない口は無力 重く重く
点された灯は朧
君と見た空に飛行船は遠くて
それでも手を振っていたのだろう

きっと楽しくなれば
どうせ忘れるくせに
僕の中だけいつまでも残っていたの

遠く描いてくれた
そんな明日があるなら
膝を並べて見てみたい その夢の続き

でも
翼を持った鼠は密かに悩みました
この身は果たして ケモノなのか トリなのか

大事に見せびらかしてくれた碧い鳥も
籠に歯を突き立てて 壊れてしまったなあ
「ああ、もう、君に歌えない」

畏敬と憎悪を織り交ぜて 笑え笑え
護り往く灯は虚ろ
あの日見た空もいつか影に隠れて
それでも手を振っていたのだろう

どうせ楽しくなれば
全部忘れるくせに
僕の中にはいつまでも残っているよ

いっそ出来るのならば
そっと生まれ変わって
君の隣で見ていたい その夢の続き

何度夜を越えても決して癒えない傷と共に
きみだけと一緒に行こう